てぃだぬあがるまでぃん
ライヴの規模の大小にかかわらず、時には御客様がいらっしゃらない時でも、
唄い演奏する時には、様々なことを思い感じます。
本当は、そんな思いを語り合いたいのですが・・・。
語り尽くせなかったことなどを書いてみたいと思います。
04年9月26日(日)「ジャンゴ・ライヴ」
「ジャンゴ」と言ってまず思い浮かべるのは、
ロマ(ジプシー)音楽の名手、
ジャンゴ・ラインハルト、
そんな名前の、
お好み焼きやさんからの、
ライヴ依頼に、
まず興味を持ちました。
それで、
「ギターで絡みはりますか?」
と、きいてみました。
そしたら、
「しげとくま」の
しげさんに頼みましたんで、
よろしく、との返事が。
あわてて、
webで探してみたら、
ロマ音楽の早弾きのCDを出してはるプロ。
えらいこっちゃ、
と思っていたら、
御本人から連絡をいただき、
「何とかなるでしょうから、
楽しみましょう。」
ホッと、というか、
ソッと、胸をなで下ろし、
当日を迎えました。
リハは、現場の1時間のみ、
ほとんどぶっつけで、
ライヴは進んでいきます。
こちらも、
初めての経験なので、
演目も決められません。
案の定、
客足がとても早く、
1部を終わると、
ほぼ入れ替わってしまいました。
飲む店なら、そんな事はまずありません。
おまけに、
入り口の引き戸を外して、
ほとんど、野外状態に。
店内の御客様以外に、
芝生席(て言っていいのか?)、
さらに遠巻きに外野席まで、
出来てしまいました。
近所の人が、
結構来て下さっているようで、
お店の方の人柄が反映されているようでした。
ライヴ終了後は、
ソースを特注しているという、
こだわりのお好み焼きをいただいて、
「アフターライヴ」に突入。
「こっちの方が長いんですよ」
と言いながらマスターも、
参加してセッションは続きます。
あいだあいだに、
色んな話しをうかがって、
結局次のライヴの、
日程まで決まってしまいました。
「本当に僕らでいいんですか?」
「楽しそうにやってはるから、
いいんですよ。」
有り難うございます。
04年9月25日(土)「チョチョチョでウチナンチョ」
公演の後、翌26日のリハーサル、
八重山組の定期練習会と、
スケジュールを、
移動しているような、
1日でした。
そして、この夜は、
ちょっと、楽しみにしていた、
ライヴを見に出かけました。
前述の「ペーニャ」さんで、
その名も、
「チョチョチョでウチナンチョ」
という怪しい名前のライヴです。
チョチョチョは
「ポンチョ高橋」「マッチョこうやま」「ムーチョ大作」
の3名で構成されるトリオで、
毎回マッチョさんが、
命をかけて作成した、
コスプレを楽しめるという、
特典がついている、
らしいです。
詳しくは、
こうやまさんの「さるるんひろば」で
本日ポンチョさんは、
ゴーヤーマンで登場。
写ってませんが、
背中には、真っ赤なマントが。
そしてムーチョさんは、
二揚げの三味線で、
華麗に「十九の春」を披露。
いちおう、
他のメンバーも誘うべきか、
迷ったのですが、
是非、誘うべきでした。
第2部からの鑑賞でしたが、
もう、笑いっぱなしの、
超特急、高速道路。
次の機会には、
三味線仲間みんなに、
声を掛けたいと思います。
あ〜っ、楽しかった。
04年9月25日(土)「出張ライヴ」
ライヴ依頼の多くなる、
季節を迎えました。
今日は、午後から、
特別養護老人ホームで、
出張ライヴです。
この施設には、
寝たきりの方から、
日帰りの通いの方まで、
様々な方が、
おられます。
クラブに近いということもあってか、
「お誕生日会」に、
呼んでいただいて、
今日が3回目になります。
構造が縦長の、
ノッポビルのため、
各階をエレベーターで、
移動しながら、
全部で5回の公演を行います。
これが、実は、
結構きつかったりするんです。
ひとつ終わって、
テンションが、上がった状態で、
次の階に移動します。
すると、
また新しい御客様が、
待っていて下さるんですが、
そこで、一旦、気持ちを、
リセットしなければいけません。
3回目くらいで、
気持ちがぐったりとしてきます。
それを、何とか維持しながら、
乗り切っていくわけです。
そんな時に、
こんな、サインをもらうと、
それこそ、
力がみなぎってきます。
施設にうかがって、
いつも感じるのは、
私達は、演奏することで、
それ以上の、
大きなものをいただいて、
帰ってくるんだ、
ということです。
前回から、
一緒に伺っている、
太陽グループの、
最高齢者は、
72歳。
「今度、来る時は、私が、
見る方になってるわ。」
と、笑わしてもくれます。
いつも、
感動を有り難う。
04年9月23日(木)「K. ヤイリフェア」
高槻の某楽器店が主催する、
「K. ヤイリフェア」に行って来ました。
「K.
ヤイリ」は、
可児市にある、
日本でも数少ない、
ハンドメイドのギターメーカーです。
このサイトを、
御覧になっている方には、
ビギンの「一五一会」を、
作っているメーカー、
と言った方が、
通りがいいかも知れません。
その「一五一会」製作に関わる、
ドキュメンタリー番組にも、
出演されていた、
矢入一男社長が、まず登場。
独特の味わいで、
来場者に話しかけます。
後にズラッと並んでいるのは、
限定品も含めたヤイリの名器です。
続いて、
今回の主力商品「一五一会」の、
実演&説明会に移ります。
この楽器は、
クラブのメンバーでも、
持っていらっしゃる方がいて、
以前にも触ったことがあるのですが、
今回の「目からうろこ」は、
「一五一会にはメジャーとマイナーの区別がない。」
と言うことでした。
そして、月夜さんの登場です。
サポートの市川さんは、
この日のために、
「一五一会」の廉価版である、
「音来(にらい)」で、
聴かせてくれます。
とても廉価版とは思えない、
そのサウンドに、
矢入社長も思わず、
「プレゼントするよ。使ってくれ。」
その後のビンゴゲームで、
いつもは、当たったことがないのに、
刺繍入りのジャンパーをゲット、
気を良くして、
思わず、「音来」を、
買ってしまうところでした。
危ない、危ない・・・・。
04年9月20日(月)「大工先生特別練習会」
今日は、3ヶ月に1度の、
特別練習会です。
今回は、コンクール1期生の、
個別指導があるので、
みんな、緊張しています。
クラブの中では、
経験豊富な人たちなんですが、
いざ、先生の前で独唱となると・・・。
「コンクールよりも、緊張するわ。」
はい、私もそうでした。
3時半からは、一般メンバーも参加しての、
特別練習会となりました。
新メンバーが、
どんどん増えて来ているので、
毎回、「初参加」の方が、
結構いらっしゃいます。
今回は、いつもの、
玉川コミュニティセンターが、
取れなかったため、
「千日前・御園」の
しかも大宴会場という、
ディープな設定。
グループ毎の発表が、
一通り落ち着くと、
われらが大工先生の、
登場です。
今回手にされているのは、
石垣島で、
35年前に伐採された、
純八重山産の黒檀でつくられた、
三味線です。
前日の、琉球フェスティバルで、
大トリを務められ、
朝まで飲んでいたとは、
とても思えない、
パワーに圧倒されました。
先生、過密スケジュールの中での、
毎回の御指導、有り難うございます。
04年9月18日(土)「チュニジアの唄者」
大丸をでて、三味線の練習会に、
出かけました。
すると、今度は、
チュニジアからの、
唄者が、いらっしゃってました。
現在は沖縄で研究者として、
滞在されながら、
宮古民謡のコンクールで、
優秀賞を受賞されています。
今年の旧盆には、
「とぅばらーま大会」に、
出場されるそうです。
写真は、三線クラブのホープ、
なおきっちゃんとの、
「とぅばらーま」の掛け合いです。
参りました。
さらに、飲みに行っても、
(ムスリムなので飲みません)
三味線を離しません。
島唄を、愛しているのですね。
行ったことのない、
遠い異国に思いを馳せながら、
不思議な親近感を、
覚えました。
04年9月18日(土)「奄美の唄者」
大丸の心斎橋店に、
奄美の唄者が、
出演されると聴いて、
行って来ました。
自ら織った大島紬で、
時間ピッタリに登場されたのは、
当原ミツヨさん。
恥ずかしながら、
存じ上げなかったのですが、
平成元年度の民謡チャンピオン
という実力者の方でした。
奄美の女性の唄者は、
三味線を弾かれない方が、
多いのですが、
それは、
三味線が遊女の楽器と
されていたからだとか。
男性の奏者の方と、
2人で演奏が始まります。
「朝花(あさぱな)」
から始まって、
「ワイド節」
「六調」
まで30分間、
アッという間の、
ステージ。
とても上品かつ、
圧倒的な存在感が、
印象的でした。
04年9月12日(日)「ベジ&ピースフェスティバル in
京都」
ダブル・ブッキングのもう片方です。
国際ヴェジタリアン週間に、
世界の様々な場所で、
同時多発的に、
行われるイヴェントで、
昨年に引き続き、
今年も参加させていただきました。
テーマは「平和」、
今年は、主催者側から、
「最後を盛り上げて欲しい」、
という依頼がありました。
たまたま、会場に居合わせた、
みつきちゃんにも、
唄ってもらいました。
直ぐ前に出演されてた、
アコーディオンとヴァイオリンの、
デュオやジェンベにも参加してもらって、
最後は、全員参加で、
カチャーシー・タイム、
みんなで唄って踊れる、
という幸せを、
共有してもらえることが、
できたかな?
「また、来年も来て下さいね」
うれしい言葉を、
いただきました。
普段はあまり会えない、
京都の、友人や知人にも、
いっぱい会えて、
とても、とても、
幸せでした。
04年9月8日(水)「台風18号」
昨日の大阪は、
台風一色でした。
職場周辺の会社員の方も、
3時頃には帰宅される方もいて、
バタバタしていました。
すると、目の前を、消防車が・・・、
続いてパッツン(パトカー)、
職場の直ぐ横の交差点が、
通行止めになって、
マッポゥ(警察官)がでて、
交通整理を、
してます。
何かいな?
と思ったら、
その先のビルの屋上の壁が、
一部剥がれそうになっている、
という事でした。
しょうもな〜っ、
宜野湾とはえらい違いです。
一時風が強かっただけで、
大した雨も降らず、
大騒ぎしても、
所詮その程度のもんか、
とたかをくくっていたら、
今朝、電話がかかってきました。
「お宅の駐車場に・・・。」
強風で折れた植木が、
車を直撃してました。
「あれまぁ。」
自然の営みを軽くいなした天罰か。
04年9月4日(土)「ダブルブッキング?」
毎年この時期になると、
スケジュールが混み合ってきます。
毎週のように公演があり、
時には同じ日に2つとか3つとか、
言うこともあります。
できるだけ、
無理のないように、
予定を組んでいくのですが、
時間や日程の変更があって、
どうしても、
両方行けない場合も出てきます。
この日も、
1週間ずれてしまった公演を、
なんとかできないかと、
急遽集まりました。
キャリアも経験もマチマチ、
だったのですが、
合わせてみれば、
格好良く、
締まりました。
新しいユニットの誕生です。
「べっちーと仲間達」
本番、よろしく御願いしま〜す。
04年9月3日(金)「唄い続ける人たち」
南船場に「ペーニャ」という
今はかなりライヴハウスな
お店があります。
そのペーニャさんで、
「月夜さん」が中心になって、
活動している、
ライヴイヴェントがあります。
タイトルは、
「唄い続ける人たち」
意味は、
唄い続けている人、
唄い続けて欲しい人、
そして、かつ、
どうしようもない、
人なんだそうです。
毎回この条件に
あてはまる人を
ゲストに迎えて
この日が3回目でした。
さて、最初に、
「今は」と書いたのは、
前は違っていて、
行ったことがある、
という意味です。
月夜さんが、
ライヴ終了後、
オーナーの、
ペーニャ大作さんに、
紹介してくださいました。
「はじめまして、
じゃぁ、ないですよね?」
よく覚えていらっしゃる。
数年前、
まだペーニャさんが、
ライヴハウスでなかった頃、
「アイリッシュハープ」の
写真を撮らせて
いただいたことがあります。
さて、3人目の、
どうしようもない人(失礼)は、
この日45回目の誕生日を迎えた
「がたろう」さん。
最後は、月夜さんとのセッションで
盛り上がりました。
唄い終わった後、
がたろうさんが、
僕にむかって手を差し出しました。
「前に会ったことあるね。」
「はい。」
「どるめんだね?」
「よく覚えてますね。
20年ぶりですよ。」
「唄いながら、
ずっと考えとってん。
どっかで会うたことあるって。
さっき、思い出した。」
僕はまだ学生で、
その店で、
アルバイトをしていて、
がたろうさんのライヴを、
見ていたのです。
感動!
(ちゅうことは、
20年前と同じ顔いうことかい)
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