沖縄のにーびち(披露宴)


黄昏時の国際通り

沖縄に柿があった!

赤馬節のリハーサル

さて、にーびちである。今日も、宴は延々と続くに違いない。という予測で、外出よりも体力回復、食事よりも睡眠、という優先順位のもとに、ホテルで過ごす。午後からは、三味線を取り出し、おさらいをしたり、声出しをしたり、手書きの工工四を直したり、スローペースで調整する。

会場の、ハーバービューホテルは、南西観光ホテルから歩いて行けない距離ではない。雨でなければ、歩いていこうと、時間をはかる。沖縄の夕暮れがゆっくりとやってくる。かりゆしウェアで出席ということなので、着替えも用意する必要はない。三味線ケースだけを持って、ブラリとホテルを出る。

国際通りの反対側まで約1マイルを歩き、パレットくもじを越えて、左折する。緩やかな坂を登ったところが、ハーバービューホテルである。その手前の、歩道の上に、オレンジ色のシミが盛り上がっている。何だろうと思って、見てみると、どうも柿らしい。見上げてみると実がなっている。沖縄にも、柿があったんだ。プチ感動。

会場に着いたら、中から唄三味線が聞こえてくる。新郎新婦の入場曲「赤馬節」である。さすが、大先輩方、のどのしぼり方が、抜群にコントロールされていて、聞いていてほれぼれする。こういう生のお手本をたくさん見て聞くことができたのも、今回の旅の大きな収穫だった。

ちなみに、この舞台は、新郎新婦の席の真正面に当たる位置に設けられていた。つまり、親戚、職場の上司や同僚、友人、と続いて、一番縁の薄い私達のテーブルが、舞台に一番近かったのである。初めてなので、他の会場がどうなっているのかわからないのだが、舞台を間近で見れたのは幸運であった。


かぎやで風

新郎も一緒になって

楽屋の張り紙

テーブルサービス

県産伊勢海老の軽い蒸し煮

泡盛のグラニテ

新婦の同級生比屋定篤子さん


大工先生

新郎新婦が飛び出して

映画みたいなシーン

何と、大工先生が飛び入りで太鼓をたたくという完璧かつ豪華な「赤馬節」で、拍手に包まれた新郎新婦が入場、着席のタイミングに合わせて、ぴたりと唄が終わった。

祝辞と乾杯の後、座開きは、沖縄式に「かぎやで風」の舞踊で始まった。続いて、新郎が所属する東京やいまうた会による、「固み節」と「目出度節」。新郎が琉装のまま、飛び入り参加したので大喝采となった。

続いて舞踊「加那よー」であるが、自分たちの出番があったので、見ることが出来なかった。音を合わせて、舞台の袖で待機する。そこで、コバ先生が面白いものを発見、注意事項を書いた張り紙なのだが、「墨、絵の具、豆腐、生卵〜は固く禁止・・・」「ヌンチャク、棒、角材、瓦〜は固くお断り・・・」って、わざわざ書いて張り出すくらいだから、今までした人が、かなりの数いるって事なんだ。

そんなリラックスムードも手伝ってか、本番に強いからなのかわからないが、とにかく「繁盛節〜とまた節」を無難にこなし、後は、飲むだけとなった。

新郎新婦もテーブルまで回ってきてくれて、テーブルの真ん中にあった、大きめのボウルに、何やら液体を注いでくれた。照明が少し落とされると、中の液体が、青く光り出した。最後に、新郎新婦席の脇に積み上げてあった巨大なグラスタワーに、同じ液体を注ぐと、全体が青く光り出して、幻想的だった。色々楽しませてくれる。

前後するが、ホテルのシェフによると、この日のディナーは、最高級のメニューだったそうなので、紹介しておこう。

アミューズ ブーシェ
フォアグラのテリーヌ フルーツ入りポルトソース
フカヒレと季節の野菜入り コンソメソース
県産伊勢海老の軽い蒸し煮 二食ソースキャビア添え
泡盛のグラニテ
石垣産牛ヒレ肉のポワレ トリュフソース 旬の野菜添え
フルーツトマトと有機野菜のサラダ
ガトーショコラ ソルベ添え ソースアングレーズ
小菓子
コーヒー

県産伊勢海老に石垣牛、さらにフォアグラ、キャビアにフカヒレとくれば、高級品のオンパレード、シェフが言うだけあって、かなり、すごいとあらためて納得。しかし、お菓子はかなり甘い。

新郎新婦の友人代表が、笑わせてくれた後、新婦の同級生という比屋定篤子さんのミニライブ、比屋定さんは、最近新しいCDを出されて何かと話題の人なので、生で鑑賞できたのは良かった。独特の張りのある声で、しっとりとしかもパワフルに歌い上げる、独特の歌唱法は、見ているものを、惹きつける力があった。

最後は、もちろん、われらが大工先生である。この日のために作った歌詞で、「十九の春」、「だんじゅかりゆし」、そしていつものごとく、絶妙のトークで、客席を引き込んでいく。

最後には、たまらなくなった、新郎新婦が舞台に上がり、カチャーシータイム、御両親も親戚も、入り乱れて、まるで映画の1シーンを見ているようであった。

ほそみちさん、奥さん、おめでとうございます。どうぞ、お幸せに。

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