2001年4月28日の「山菜ハイク」で出会った山野草などを出会った順に御紹介しています。行程は「里山遊々クラブ」の「山菜ハイク010428」でお読みいただけます。

キュウリグサ・ムラサキ科

野原や道ばたに生える越年草。名は葉を揉むとキュウリのにおいがするため。15〜30cm。全国に分布。

ゼンマイ(センメ・サワラビ)・ゼンマイ科

やや湿り気のある沢沿いの斜面、原野、樹林などに生える宿根草。葉の開かないうちに折れるところから採る。胞子葉と胞子袋があるので薄っぺらい方を選ぶ。10〜1m。北海道〜九州に分布。

ヒメオドリコソウ・シソ科

道ばた空き地、土手、畑などに生えるヨーロッパ原産の越年草。10〜25cm。全国に分布。

ニワトコ・スイカズラ科

雑木林によく見られる落葉性の低木。5m位まで育つ。北海道〜九州に分布。新芽を摘んで天ぷら・煮浸し・油炒め・和え物に。果実は熟したものを果実酒にする。

ショウジョウバカマ・ユリ科

山地のやや湿ったところに生える多年草。名は花を猩々の赤い顔、葉を袴に見立てたところから。10〜40cm。北海道〜九州に分布。

コアジサイ・ユキノシタ科・アジサイ属

丘陵の雑木林に生え高さ1〜1.5mになる。若枝は紫褐色を帯び、上向きの毛がまばらにある。枝先に散房花序を出し直径4ミリ程の淡青紫色の花を沢山付ける。花は両性花で装飾花はない。花弁は長楕円形で5個あり、平開、雄しべは10個で花糸は青紫色。

ドクダミ・ドクダミ科

いたるところに生えている宿根草で、独特の臭気がある。高さ40cm位で、葉はハート型、長さ5cm位。初夏に茎の上方から花柄をだし、白色4枚の総苞の上に花弁のない小花を密集してつける。

ミツバアケビ(ヤマアケビ)・アケビ科

雑木林や林のふち、流水のそばなどに生える落葉性のつる植物でつるは左巻き。名は小葉が3枚あるから。葉の開かないつるの先の部分を食用にする。北海道〜九州に分布。中央が雄花・左右が雌花。

モミジガサ・キク科

やや湿り気のある林床に見られる多年生草本植物。葉は5〜8cm。地域ごとにシドケ、シドキ、トウキチナなどと呼ばれており、人気のある山菜の一つ。てんぷら、おひたし、各種和え物など。

ツルアジサイ(ゴトウズル)・ユキノシタ科

葉は、普通のアジサイよりも尖っていて光沢がある。茎から多くの根を出しながら、木や岩面をよじ登り、多くの小さな正常花のまわりに大きな3〜4個の萼片をもつ「飾り花」をつける。

ハナイカダ・(ミズキ科)

やや湿り気のある林縁や林床に見られる落葉性潅木。食用には柔らかい若い芽を用い、味はくせがない。葉の表面に雄花または雌花が咲く。おひたし、てんぷら、各種和え物など。

シュンラン・ラン科

山地の乾燥した落葉樹林に生える多年草。花茎は葉よりも低く、高さ10〜20cmになる。茎は肉質で鱗片に覆われる。花は径3〜4cmで萼片と側花弁は緑色〜黄緑色、唇弁は白色で赤紫の斑点がある。

コシアブラ(若葉)・ウコギ科

タラノメとしのぎをけずる春山菜の天ぷらのネタ。必ず幾つか残して採るのがマナー。普通5m位の落葉高木。幹は直立木肌は灰白色。新芽、若葉を食べる。北海道〜九州に分布。

シャグマアミガサタケ・チャワンタケ目・ノボリリュウタケ科

針葉樹林、特にモミ、ツガ、トウヒ林の地上に発生。子実体は高さが5〜8cm、頭部は球形か不規則形で、表面に脳味噌のようなしわがある。黄褐色から赤褐色。茎は白色の円柱状。猛毒。