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なりた旅館 ペシ岬から鴛泊の町を望む 上中央が「馬糞うに」 沓形分岐より・中央に礼文島 ロープを伝って登る場所も 頂上より・ローソク岩 夕陽ヶ丘展望台から・ポンモシリ島 3日目の日の出・鴛泊港 姫沼 迫力の威嚇ポーズ オタドマリ沼で ゆったりと泳ぐアザラシ 見返台より見る利尻岳 またもや「うに」が 雲上からの利尻島全景 |
1日目 昨年、運動不足ということで見送った利尻岳登山に今年は挑戦することにした。今回の航空便は、少しでも長く利尻に滞在するために、伊丹から千歳乗り継ぎで利尻着というぜいたくな形をとった。利尻空港に13:30到着。去年の礼文の香深港17:05着よりかなり早い。 空港では、今日から4日間お世話になる「なりた旅館」のご主人が迎えに来てくれていた。車の中で話しかけられるが、方言がきつくてほとんど分からなかった。そうこうしているうちに宿へ到着、フェリーターミナルがすぐそばだった。買い出しや情報集めの事を考えるとありがたい。 宿へ着いて早速、明日の登山のおにぎり3食分と登山口まで送ってもらうようにお願いした。ご主人が5:00から漁へ出られるので、4:00出発となった。夕食まで時間があるので散歩に出かける。まず、登山に必要な水などを買い出しに行った。 その後、すぐ近くにある「ペシ岬展望台」に登りに行った。高さはあまりないものの、かなり急斜面だった。てっぺんまで登るとなかなかいい眺めで、鴛泊の町が見下ろせた。夕食では、新鮮な魚介類が味わえた。特に生うには最高に美味かった。明日は3:30起床なので、早めに床に就いた。 2日目 眠い目をこすりながらなんとか起きた。宿のご主人に登山口まで送ってもらう。まだ真っ暗な中軽い準備運動の後、マグライトで足元を照らしながら登っていく。早朝なので少し寒い。出発より7分で甘露泉に到着。何人かの登山客が水を汲んでいた。 そこから約40分後、4合目の野鳥の森を過ぎたあたりで、休憩がてら朝日を眺める。5合目は出発から約1時間、第2見晴台に6:20到着。そこで朝食のおにぎりをほおばる。出発より約2時間40分、長官山に到着。鴛泊の町が下の方に小さく見える。このあたりで下りになり、少し楽になった。 8:45、出発より3時間50分で沓形コースとの合流点に到着。西に沓形の町、北に鴛泊の町が小さく見える。その向こうには礼文島も見える。そこからは、滑りやすい砂利の道で疲れてるのでかなりきつく感じる。ロープが張ってあったので、それを頼りに登っていく。 出発より4時間10分、山頂に到着。5時間30分の予定だったので、ずいぶん早く着いたものだ。残念ながら、ガスがかかっていて周りがよく見えない。石の上に腰を下ろそうと思ったが、虫がたくさん貼り付いていたので、あきらめて山を下りることにした。 下りは、結構早足で下りていった。しかし、途中から足が棒のようになりきつかった。何回か転んだり足をひねりそうになりながら、なんとか下りていく。5合目まで下りてくると、持っていった2リットルの水が途中で尽きた。 甘露泉に着いた時にはのどがからからだった。水を汲んで飲んでみる。名水100選に選ばれてるだけあって美味い。もうすぐ12:00になるころ登山口に到着した。 足がひどい筋肉痛で思うように動かない。タクシーで帰ろうかとも思ったが、足をほぐすつもりで歩くことにした。そこから宿までは約50分かかった。 宿に着くと疲れのため、そのまま眠りこんだ。暑かったので、わりと早く目が覚めた。とりあえずフェリーターミナルへ行ってみる。そこで自転車を借りて、夕日ヶ丘展望台などをまわった。 夕食前に勧められていた温泉へ行くことにした。足が重いので、無理を言って温泉まで送ってもらった。400円とわりあい安い。一風呂浴びた後、バスで帰ってきた。夕食では、昨日に続きうにが出てきた。ビールを飲みつつおいしくいただいた。 3日目 4:30に起きてカメラを手に日の出を見に行った。なかなか良い写真が撮れた。朝食を済ませ、定期観光に乗る。最初は姫沼で、神秘的な雰囲気のある湖(沼)だ。時計周りに少し歩いていくと、水辺のへりに鳥が1羽いる。こちらに気が付くと、大きく羽を広げて威嚇している。さらに進むと、甘露泉の汲み出せるところがあり、混んでいた。あとは景色を堪能しつつ姫沼の周りを一周した。 次に向かったのはオタドマリ沼で、ここでは時間が少なかったので早足で一周した。そして仙法志御崎公園。自然水族園となっていたが、アザラシが2頭泳いでいるだけだった。 次に見返台園地で弁当を食べる事になった。ここは利尻岳登山の沓形コースの出発点にあたり、眺めが良かった。 昼食が済むと沓形港へむかった。ここで海底探勝船(グラスボート)コースと沓形岬公園散策コースとに分かれた。私は水がきれいならとグラスボートに乗った。確かに水はきれいだが、魚があまり見かけられない。船長さんがおもしろい人なのでそれが救いだった。 それから、カルチャーセンターを経由して鴛泊に戻った。この日も温泉に行った。今度は往きは歩いていき15分程で到着。帰りはバスで時間調整していったので、ゆっくり入れた。 夕食は、今日もうにが出てきた。1日目:馬糞うに・2日目:紫うに・3日目:蒸しうにと説明していただいた。イクラも出てきた。食べるのは初めてだったが、あまりにおいしいのでそんなこともいつしか忘れていた。 4日目 2日連続で日の出を見に行った。4日間とも晴れと天気に恵まれていた。飛行機の時間まで間があるので、鴛泊の町を散歩して回った。11:40発のバスで空港へ行き、軽く食事を済ませ飛行機に乗りこんだ。飛行機の窓から、山頂を雲で覆われた山が海の中に1つ立っているのを見ながら、またここへ来ようと思った。 |
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