沖縄(石垣島編8・琉大八重芸)03.01.04.


太鼓を教えてくれた大橋さん

2つ打ちはこんな感じ


4つ打ちはこんな感じ

朝から天気は徐々に良くなり、飛行機で石垣に向かう。前日の悪天候が嘘のようである。石垣空港で漆畑さんと待ち合わせをして、商工高校へ向かう。大阪に帰るまでの時間、八重芸(琉球大学八重山芸能研究会)の練習会に参加させてもらうことが出来たのだ。

八重芸は、毎年正月の第1日曜日に八重山公演を行っている。つまり、翌5日が公演の当日である。従って、今日はリハーサルという設定のはずだ。にもかかわらず、みんな和やかな雰囲気なのである。

私も、下手くそながら「鷲ぬ鳥節」の地方をしばらくお手伝いしたのだが、1回終わる毎に「有り難うございました」、始まる毎に「よろしく御願いします」と頭を下げられ、「こんないい加減な地方ですみません」と、心の中で謝ってしまった。

地方をするというのは初めてだったのだが、とても良い経験をさせていただいた。カラオケと若干通じるところがあるかも知れないが、踊り手の動きに会わせて唄うという点からみれば、非常に近い。唄三味線が主役ではなく引き立て役を演ずるのである。

踊り手の手の動き、足の運びを見ながら唄と三味線をそれに合わせるのは結構難しいが、やってるうちにだんだんクセになってしまう何かがある。

昼食後、学生さん達が優しいのをいいことに、調子に乗って、太鼓を教えてもらうことになった。八重山民謡の太鼓は結構難しいのだ。リハーサルの邪魔をしながら、「トン、ト〜ン」と打つ。邪魔しているのは重々承知の上だが、楽しい。

最後まで、丁寧に対応してくれた部員の方達に心から御礼を言って帰途につく。こんな機会を与えてくださった漆畑さんにも感謝。最後まで良い旅となった。

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