沖縄(西表島編2・スキューバ)02.05.02























5月2日、今日も快晴、波照間の水を心配しつつ、晴天にホッとする。

久しぶりに海に入るので、荒れているよりは有り難い。出発が11時なのでゆっくりできる。私向きのスケジュールである。ようやく、風がこちらに向いてきたらしい。宿に隣設されるダイヴィングサーヴィスなので、使い勝手もいい。

ただしオンシーズンのため、人数は多い。西表では、正月休みは、営業しないらしいので、ピークはこの連休からとなる。インストラクターは、来島1年の若い青年だった。

個人的な好みは、漁師のおとうさんである。写真を撮りたいので、独自開拓のポイントを教えてくれて、後は放ったらかしにしてくれるのがいい。

さらに今回は動画の取れるデジタルカメラを持ってきたので試してみたい。しかし1本目は、その機会がなかった。

ベタ凪の岩場にエントリィ、久しぶりに重い機材を背負う。これさえ無ければ快適なんだけどなぁ。だが、入ってしまえば重さは感じない。不思議な空間(水間)に突入する。あとはエアーが無くなるまで一直線である。これがダイヴィングの魔力なのかも知れない。

ウケグチイットウダイ、フタスジリュウキュウスズメダイ、タカサゴスズメダイ、ツマグロハゼ、カタボシオオモンハゼ、ミゾレウミウシ、ニチリンタテハゼ、シュノーケリングでは分からないだろう魚の名前が、「ログ付け」という作業(宴会)の時にで確認できるのも、魅力のひとつである。知らないことを知るのはどんな場合でも楽しい。

水温は26.2度午前中から温かい。2本目は浅い砂場、底が砂だと安心する。レフ効果があるので、画像も撮りやすい。ミスジリュウキュウスズメダイ、ネッタイスズメダイ、デバスズメダイ、カンモンハタ、リュウキュウハタンポ、そしてハナミノカサゴである。

ここで動画を試す。思ったよりは音も撮れて、「結構使えるな」という感触である。「ログ付け」では、想像通りミノカサゴのアップと動画がウケた。

ミノカサゴは猛毒を持つ。素手で撮影していたのでヒヤヒヤしていたのだが、これで報われた。来るな、来るなと言ってるのにどんどん寄ってくるのだからたまらない。

ダイヴィングのいいところのひとつは、「ログ付け」で知らない人と友達になれてしまうところである。関西からこの宿へのリピーターも結構いて、「モリハラ食堂」でオフ会をすることまで決まってしまった。いい夜が続く。

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