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丸八そば屋 八重山そば ラサ・コスミカ 砂山ビーチ 古謝本店 宮古そば 丸吉食堂 宮古そば 熱帯植物園 大和食堂 具を隠す正統派 宮古木工所 |
2001年1月5日朝石垣島へ戻る。今日は宮古島に向かう日であるが、その前にしておくことがある。そう「丸八そば」に行っておかなければならない。正月休のため今日から営業するのだ。こちらは木灰手打ちである。出汁はあっさりめだが、よく効いていて期待を裏切らない。しかし食べている間にも続々と客がやってくる。手打ちのため売り切れごめんである。興味のある方は早めに行かれたほうがよい。 「丸八そば屋」八重山そば・500円 2午後の便で宮古島に飛ぶ。離陸したと思ったら直ぐに降り始めた。時間にして15分ぐらいであろうか。あっけなく宮古島に着く。この空港には、空港バスがない。つまり、市街地まではタクシーかレンタカーで行くしかない。おまけに宿は宮古島の北端と端でつながっている池間島にある。ほぼ南端にある空港からだと、レンタカーのほうが便利である。空港でパンフレットを見ながら悩んでいると安いレンタカーが見つかった。48時間借りて、保険料込みで8200円である。これなら沖縄ツーリスト(OTS)より安いではないか。ただし窓は電動ではない、オートロックも付いていなかった。 「沖縄レンタカー」 宮古伝統工芸品研究センターで上布と作業を見学してから宿に向かう。八重山諸島と同じくこの島でも上布は琉球王朝に税として収めるために作られていたものだが柄が独特で、日本4大上布に数えられている。 市街地を抜けると、さとうきび畑と林が続く。夜は走りたくない道である。台風の時は通行止めになるという1425mもある長い池間大橋を渡って、5分ほどで「ラサ・コスミカ・ツーリストホーム」に到着した。この宿については、「レストラン・宿ガイド」で紹介しているので参照されたい。動物性の素材を一切使用せず、無農薬有機栽培の野菜と玄米を中心にしたベジタリアン料理を出す、静かで美しい宿である。 1月6日朝食の後、池間島をひとまわりする。15分ほどでまわれる小さい島である。さとうきび畑で収穫の作業が始まっている。まだ正月気分で見物している私は何か悪いことをしているようで早々に切り上げる。 午後からは、平良市街へと向かう。砂山が盛り上がったような「砂山ビーチ」にある奇妙な穴があいた岩を見てから、「街をぶらぶらするには都合がいい」と宿で教わったとおり市役所の駐車場に車を停める。 今日の昼食は、「古謝本店」である。自家製工場で作られる麺のなかに具を隠すように入れるのが宮古風だがここは具が上に乗ってくる。味はやや濃い目である。宮古島のそば屋はここの麺を使っているところが多いので、出汁のとりかたが勝負である。明日が楽しみだ。 「古謝本店」宮古そば500円 次にこれも宿で教わった通り、古本屋をのぞく。沖縄関係の書籍が充実していて興味深かった。ひとまわりして島の南部へと車を進める。宮古島と橋でつながっているもうひとつの島、来間島(くりまじま)に渡った後、日本百景のひとつ東平安名崎(ひがしへんなざき)を見学する。 その前に「丸吉食堂」である。さっき食べたばかりだが道の途中にあるのだ、仕方がない。出汁はにんにくの香りが気になった。ただし安い。アイスがついて、400円である。 「丸吉食堂」そば400円 1月7日いよいよ今日で最後である。平良市総合博物館と平良市熱帯植物園を見学した後、最後の昼食である。平良市熱帯植物園は入場無料で、森林浴が楽しめる。手入れが行き届いていないのがかえって自然で落ち着く。平良市総合博物館の近くにあるので一緒に訪れることができる。 リフレッシュした後で、「大和食堂」へ。ここのそばは、具が麺の中に隠れている正統派宮古そばである。食堂系にしては店が新しく、清潔である。ここも麺は古謝製麺のものを使用している。味はやや薄めで私はこちらのほうが好みである。 「大和食堂」そば450円 飛行機の時間まで余裕があったので「宮古木工所」に行ってみる。ここは三線をオーダーメイドできる店である。どんな注文がくるのか興味があったのでたずねてみると、庭の木を持ってきて作ってくれという材料持込のことであった。普通の三線も作っていて、50000円の物を「普通なら80000円はする。」と言って熱心に勧められた。最近は合成の皮を使う業者も多いがこちらは、ニシキヘビの皮を使う。棹は南洋材の黒檀である。 「宮古木工所」 今回も、飲んで食べただけの旅になってしまったようである。しかし、いろいろな人との出会いはとても楽しかったし刺激になった。何より土地も人も暖かいのがうれしい。寒い大阪に帰ってきて、さっそく次の沖縄行きを考えている。 |
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