里山便り「音羽山から」01.10.21


ヨシノアザミ

ツリフネソウ

アキチョウジ

アラゲキクラゲ(食)

カノシタ(食)

ママコナ

ソヨゴ

ミカエリソウ

スギヒラタケ(食)

ニガクリタケ(毒)

2001年10月21日

曇り波切不動での水汲みも兼ね、久々に音羽山へ出かけることにしました。往きに水を汲んだ後、天狗岩コース入口に車を止めて音羽山山頂目指して出発です。この前まで谷沿いの道に覆いかぶさるように生えていた夏草も、枯葉色に変わってきて秋の深まりを感じます。

そんな中でまだ花の残っているのは、ノコンギク、ヨシノアザミ(?)、ツリフネソウ、アキチョウジ、ナギナタコウジュ、ミズヒキ、ハナタデなど目立たない花やわずかに残った花ばかりで、気をつけないと見落としてしまいそうなほどです。

枯れた木にアラゲキクラゲと、ヌメリスギタケモドキの近縁種が生えていました。アラゲキクラゲは数が少ないので採らずに過ごし、ヌメリスギタケモドキの近縁種は、毒ではなさそうですが昨年食べておいしくなかったので、今回は採るのは止めておきます。どんどん進み天狗岩の登りに差し掛かると、小鳥の群れが次々に枝から枝へと渡ってゆくのに出会いました。

ヤマガラ、シジュウガラ、エナガといったカラの仲間そしてウグイス(?)も。この季節、小鳥たちが群れをなして渡り、比較的近く居ても逃げないので、たくさんの野鳥に出会うことができます。天狗岩にはナツハゼの実が毎年実るので、今日も少しいただきました。岩の上へ枝を延ばし赤い実をたくさんつけているのは、ウラジロノキという樹で、果実を少し口に入れましたが、まずくて食べられたものではありません。

しばらく休んでから出発とします。稜線の手前でカノシタというキノコを見つけました。食用ですが数が少ないのでこれも採らずに過ごします。東海自然歩道に出ると歩道沿いで、アキノキリンソウやママコナの花、それからカマツカの赤い実を見つけました。今年はソヨゴの実が大豊作で、緑の葉と赤い実のコントラストがとてもきれいです。すぐそばの枝にカケスが止まり、あのギョロとした恐い目で私を睨みギャアーと啼いて飛び去りました。間もなく音羽山山頂。残念ながら今日の眺めはさっぱりです。

これからどのルートで下山しようかと、頭の中に地図を描いて思案していると、山頂から真北に下る鉄塔の巡視路が目に入りました。これは少し下ったところにある鉄塔までで終わっているはずですが、まだ行ったことがありません。この道を最後まで下り、道がなくなればそのまま谷に向かって強引に下れば道に出るはずですから、今日の下山はこの巡視路を行くことに決め出発とします。

緩やかな下りのなかなか感じのよい道です。傾斜が増し鉄塔が近づく辺りにテープが枝に付けられ、分かれ道のあるのを発見しました。ここから別のルートがあるのです。この辺りには私の知らないルートは無いはずと思っていたのですが、まだ別のルートがあったのです。

とりあえず巡視路を最後まで下ってその先に道のないのを確認し、テープのある所まで戻って枝道に入っていきました。急斜面をまっすぐに下っているので、ロープがずっと張られ、それを伝って下ります。かなり下ったところに小さな社を見出し、驚いてしまいました。

こんな山深いところにこんなものがあるなんて。地図にはもちろん載っていないし、私も今まで全く気づきませんでした。そこからも急な下りは続きます。

途中ミカエリソウの名残の花や、花と実が同時についているシロダモ、天然シイタケ(小さくて採るまでもありません)、スギヒラタケ(これはたくさんあったので頂いて帰り味噌汁に入れました)、猛毒のニガクリタケなどを見ることができました。

やがて見慣れた谷沿いのよく整備された歩道に出、音羽川沿いの車道まで快適に下ることになります。車道に出たところは山の入り口に近いところでしたから、車の置いてあるところまで約20分音羽川沿いに引き返すことになりました。

川沿いのイロハモミジも色付きはじめ、もうすぐ紅葉の季節を迎えます。

※里山便りの9月分は、風邪が長引いたのとカメラが不具合になったため、取材できずやむなく休止となりました。


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