奥穂高・その3・02.07.28


早朝の出発(円内が月)

「氷壁」で有名な徳沢園

ホタルブクロ

炒り玄米です、ハイ

7月28日(日)朝3時15分起床、4時15分集合、30分出発。本当はこんなに早く出発しなくてもよかったのだけれど、上高地でお風呂に入らせてあげようというガイドさんのご好意に皆が賛同し、こうなった。朝の3時過ぎに起きるなんてことは日常では有り得ず(3時過ぎに寝ることはあっても・・・。)、朝なんだか夜なんだかわからない気もする。

しかし、前夜早くに寝ていることから、冷たい水で顔を洗うと、思ったよりしゃんとしてくる自分に驚いた。コンタクトを入れてから辺りを眺めてまたビックリ。夜空の星のなんと見事なことか。満点の星空である。これをじっと眺める時間の余裕がないのが恨しい。月は西に傾き、前穂〜吊尾根のあたりに輝いて見える。早起きは本当に三文の得である。日常でもたまにはこういうことをしてみると面白いのかもしれないなーと思った。

さて、名残を惜しみながら涸沢小屋を後にする。最初はヘッドライトを着けて歩いていたが、テント場を下り、雪渓をひとつ下った頃にはもう、ライトは不要になった。下ってきてまた改めてナナカマドの林であることに感心し、登りの時よりもその白い花に目が留まる。途中「奥穂高の見納めですよ!」ってポイントでカメラにその姿を納め、一路上高地へと向かう。さすがに下りはペースが速い。ほとんど休憩もせず、本谷橋へ6時到着。ここでお弁当の朝食となる。

朝6時という早い時間であるにも関わらず、どんどん人が登ってくる。小中学生の集団もたくさんいた。しかし、引率者がいい加減なのか?危険だから1人ずつしか渡れないその本谷橋を大勢で渡り、ゆらし、そこで記念撮影をしている団体があった。大事な子供達の命を預かるリーダーとしてはいささか??と思われる。それに、自分達がその橋で落ちるのは勝手だが、その後通行不能になることは多いに迷惑なことで、よく考えて行動して欲しいものだ。

本谷橋発6時30分、横尾−徳沢−明神−と順調に過ごし、ぺースもあげて上高地へは10時20分頃着。お風呂の受付が10時30分で〆切らしく、みんな挨拶もそこそこに温泉ロッジを目指す。無事3日間の汗を落すことが出来、さっぱりして、上高地を後にした。一期一会の出会いをしたツアー参加者の皆さんと、コパンブランのガイドお2人に感謝をしつつ、バスの中で夢に落ちた。

P.S.「捕食」山では水分の補給もさながら、捕食というのも大事だそうだ。確かに、高山で運動量も多くなるが、気圧が変わるために食欲が落ちることもあり、疲れで食べられなくなるケースも多い。(呼吸を整えるのが一番重要)水も食べ物も運動の妨げにならない程度に少しずつ補給をするのが宜しいようである。

で、私は日常以上にお腹が空くのでおやつを持参するにあたり、出発前に自然館を訪れた。暑くなければチョコがいいけど、この季節じゃね〜、と色々物色してたところ、小野さんのお勧めで「炒り玄米」を購入。これは塩味が効いていて香ばしく、玄米だから腹持ちが良いとのこと。はい、本当に良かったです。初日の朝、思ったよりも時間がなくて朝食のベーグルをちゃんと食べない内に出発時間と相成りましたが、炒り玄米をちびちびと食べながら飢えをしのげました。お手軽で食べやすい、美味しい、軽い。(軽いことはポイント高いですよ)。勿論他にはプロポリス喉飴とミントガム、ゴマクッキーが旅の友となりました。

キャリア組みの伯母様達はキュウリに塩をまぶしたものだとか、ミニトマト、みかんと様々持参しておられました。それらは山の上でとても美味しいのですが、どうも重くて私は持って行く気がしません。お裾分け下さった皆様に感謝!!


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